学びたい時が、始め時、大学へ行こう!
プロローグ
昔は勉強が嫌いだったという方も、社会人になってもっと勉強しておけばよかった、あるいはこのことについて詳しく学んでみたいと思ったことはあるはず。「学びたい!」から発した勉強は、楽しく充実した時間をもたらしてくれるはずです。
大学では、市民向けに公開講座を実施しているところがたくさんあります。また、各自治体でも、大学と提携した市民講座を多数開催しています。勉強は、学びたいと思った時が始め時。よく調べて、自分にあった講座を見つけ、大学生気分を味わってみませんか?
大学の講座情報を検索
生涯学習情報システムPLANETかながわでは、約60,000件の県内生涯学習情報を検索することができます。大学の公開講座は、授業料も手頃で講座の内容も幅広いので、学習のきっかけ作りとして気軽に参加してみては。
公開講座では物足りないという方は、社会人入学特別選抜制度を利用して、大学生になるという方法もあります。また、通うのが難しいという場合は、通信教育(正規の大学教育課程)という選択肢もあります。PLANETかながわを運営する神奈川県立図書館生涯学習サポート課では、各種相談にも応じてくれます。▼☎045-263-5900
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/fea/daigaku.htm
公開講座問合せ先
大学の公開講座にはどのようなものがあるのでしょうか。過去の実施された講座の例をすこし覗いてみましょう。
★関東学院大学 社会連携センター ☎045-786-7892
【講座の例】女性の時代の女性のためのコミュニケーション講座/デジタルライフ講座/イタリア都市紀行/シェイクスピアの劇的新世界を聴く/美しき能の世界など
★横浜立大学 地域貢献センター☎045-787-8930
【講座の例】1964年東京オリンピックと横浜・湘南/科学の進歩研修会/最新の不妊治療~明日への希望のための生殖医療~
/知っておきたい大人の食物アレルギーなど
★鶴見大学・鶴見大学短期大学部 涯学習センター ☎045-574-8686
【講座の例】くずし字読解講座/遺跡を歩く西日本-近畿と中国地方/配色のルールを知って彩りハッピーライフ
/初心者のための俳句講座/伝統の技を学ぶ(蒔絵体験)など
★東京農大 エクステンションセンター
☎03-5477-2562
【講座の例】著名人が癒された森/動物介在療法を学ぶ/チーズ通になるなど。また宿泊型講座として、多摩川源流大学猟コース、鉄砲ぶちと山歩き/舘博と行く三河みりんと白醤油の里、碧南をたずねてなど、ユニークな講座がある。
★神奈川大学 みなとみらいエクステンションセンター☎045-682-5553
【講座の例】言いにくいことを素敵に表現する/
夢と魔法の国のクレーム対応を学ぶ/おもてなし英会話/ 日本の文化を英語で伝えよう/はじめて読む『源氏物語』/
漱石から学ぶ文など
★東海大学 エクステンションセンター ☎03-5793-7133
【講座の例】ニュース英語で世界とつながる/正しいアンチエイジングの理解とその実践/子どものためのピアノ教室など
※現時点での開講講座、講座の内容、開催場所、開催時期、受講料などについては、直接大学にお問い合わせ下さい。
ネットで世界の大学の講義を
MIT(マサチューセッツ工科大学)、バークレーなど、海外トップレベル大学の講義をネットで学ぶことができます。授業はすべて英語ですが、Asuka Academy では講義の日本語訳、日本語の学習ガイダンスやヘルプなどを用意しているので、チャレンジしてみては。講義は順次追加され、受講はすべて無料です。▼http://www.asuka-academy.com/index.html
地域の市民講座に注目
各自治体では、毎年大学と提携した市民大学講座を開催しています。市民大学講座さがまちコンソーシアム(相模原市、座間市)では、年2回(前期6月、後期9募集)、大学と提携した様々な講座が受けられます。提携大学は、相模女子大学、女子美術大学、北里大学、桜美林大学、青山学院大学、政大学、玉川大学など多数。講座の種類が多く、1講座1,300円~2,600円で、講座の内容が発表されるのが6月1日、申し込みが6月15日。年2回の募集となっていて、例年6月初めに広報に講座の内容が掲載されるので、お見逃しなく。正式な大学ではないものの高齢向けのあじさい大学(相模原市)、大和市民大学などもユニークな講座も多いので、調べてみては。
ビジネススクールで学ぶ
MBAなどを取得できるビジネススクールはいろいろありますが、本格的なものはやはりライハードルが高い。短期にビジネスに役立つ知識のエッセンスを学びたいという人には、大学と日経ビジネススクールが提携して開催する下記の短期講座がお薦めです。リタイア後、起業を考えている方も少なくないでしょうが、ビジネスのヒントや、貴重なネットワークが作れるのでは。
青山ビジネススクール(ABS)×日経ビジネススクール Presents
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール、ABS)と共同で開催する「青山スタイルで学ぶMBA 2016」は、現代のグローバル標準ともいえる先進的なMBA教育プログラムが展開されています。
早稲田大学ビジネススクール×日経ビジネススクールPresents
早稲田大学ビジネススクールと共同で開催する「MBAEssentials 2016<総合コースⅠ><総合コースⅡ>」は昨年のべ4,000名以上のビジネスパーソンが受講した、同校の人気講師が講義する屈指の人気プログラムです。
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科×日経ビジネススクール Presents
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科と共同で開催する「ソーシャルデザイン集中講座 2016」では「社会課題をビジネスの手法で解決する」注目のソーシャルビジネスを中心に、理論と実践のバランスや最新事例へのアクセスを意図した講義が展開されます
「ソーシャルデザイン集中講座 2016」を受講しています
(1)社会デザインへの招待―ソーシャル・イノベーションへ向けて
(2)ソーシャルビジネスと社会起業家
(3)超高齢社会から紐解く、消費社会の変容
(4)危機管理からみたソーシャルデザイン
(5)経営組織戦略とソーシャルデザイン
(6)ソーシャル・イノベーション実践論
社会的な問題を解決する手段としてのソーシャルビジネスを考えていました。そこで、この「ソーシャルデザイン集中講座」に関心を持ち、受講することに。環境や地域紛争に加えて新しい形の貧困や社会的排除が大きな社会の課題となっています。その解決のため、政府行政・企業・NGO/NPO等の組織はそれぞれどのような役割を担うのか、セクターの垣根を越えた「協働」はどこまでの有効性と可能性を期待できるのか、異なる価値観を持つ人々が共生していくための人々の参画の仕方はなどなど、これまでの常識にとらわれない実践的な方法論を学ぶ講座です。
受講生の問題意識の高さにびっくり。それぞれ年齢、職業、人生経験も異なるわけですが、振られて意見を言わない人がいない。アメリカの大学ってこんな感じなのだろうなと思います。知識を覚えるところではなく、どうすれば問題を解決できるかを考える場であり、そのために議論をし、べネットワークを作る場が大学なのだと再確認しました。現在進行中!
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